カテゴリ:★特別講座( 7 )
第三回 石上三登志の明るく楽しい日本映画もあるのだ!
3月24日(土)に行われた「石上三登志の明るく楽しい日本映画もあるのだ!」
第三回の様子をお伝えします。
※今回から管理人なっちゃんに代わりまして、のんちゃんがご紹介していきます。

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1「MURDER」で和田誠に惚れる
和田誠論A

「MURDER」は1964年の作品で、他に11本のアニメーション短編作品と一緒に草月アートセンターで上映された。勅使河原宏さんが立ち上げた草月アートセンターでは音楽、映画、アニメーション、演劇、その他様々なジャンルの表現が発表されていた。「MURDER」を見た石上さんは、和田さんは映画が、そしてミステリーがとにかく好きなんだと納得。当時石上さんが手がけていたレナウンのTV-CMを和田さんに依頼する。それが、初めての出会いだった。といってもCMの話はすぐに断られ、その後は二人でマカロニウェスタンの話は花を咲かせたそうだ。
レナウンのCMは島村達雄さんに依頼、実写とアニメの合成で高い評価を得た。


2「真夜中まで」から読み取る
和田誠論B

「真夜中まで」は音楽映画、そしてサスペンス映画!

1.真田広之の演奏
音楽映画の醍醐味は大スターの演奏シーン、その見せ場(スペクタル)をおさえた快感を日本映画で味わううれしさ!
和田誠と真田広之とのコンビに着目。和田誠のデビュー作「麻雀放浪記」(1984)に真田広之が起用されたのは角川映画だったからかもしれない(そこで和田さん「そうです」)。しかし真田広之に単なるアイドルで終わらぬ芝居をみたからこそ和田誠は真田広之に次々と色んな役をふりわけていく。
2作目「怪盗ルビィ」(1988)ミュージカルスタイルで
3作目「怖がる人々」(1994)追い詰められる役として
4作目「真夜中まで」(1999)音楽・サスペンス映画
実は和田誠はスター真田広之の育ての親と言えるくらいだ。

2.キャスティングの素晴らしさ
和田誠の映画はキャスティングが素晴らしい(映画を見て下さい)。
その秘けつは似顔絵にあるのではないか。観察、そして特徴をとらえ、そぎとって個性を単純化し、凝縮していく作業。それが、そのまま役者をみる目になっているのだろう。

3.芝居
芝居、そして小道具、大道具の使い方のうまさ、ひとついえることは「いい映画は必ずいい映画につながっていく」それが「リッチ」ということだ。

4.映画空間のつくりかた
「リッチ」な映画の源には、快適な体験として見た映画が蓄積されている。そういうつくりかたをする人が今の日本にあまりといえば少ない。

実は今日の講座には、和田誠さんご本人がお客様として来て下さいました。最後に「真夜中まで」をみた丸谷才一さんからもらった手紙を少し読んでくださった和田さん。(本人談「自慢話じゃなくて石上さんの話とつながっているからね」)丸谷さんがあげたポイント、それは…

・この映画には教養がつまっている。それは芸術家きどりの青年がエンターテイナーにめざめていく過程にある。
・近年めずらしくリアリティーがある映画だ。というのは、リアリティーとは汚なづくり(汚さをみせることがリアリティにつながる)だという日本映画の仮説をこっぱみじんにしているからだ。

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今回は石上さんと和田さんのプライベートなお話に会場全体で参加させてもらったようでした。石上さんの和田誠論、まだまだ奥が深いので続編が楽しみです。
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by smallschool | 2007-03-28 12:10 | ★特別講座
第三回 山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!
特別三回講座「山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!」の最終回が3月19日(月)に行われました。
映画の誕生から順を追って歴史を紐解き、誰にでも大変わかりやすい解説を毎回してきてくださった山田さん。今回は、新たな局面を迎えるたびに映画はどのような展開を歩んできたのか、お話しいただきました。
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by smallschool | 2007-03-22 10:13 | ★特別講座
第二回 石上三登志の明るく楽しい日本映画もあるのだ!
3月10(土)に行われた「石上三登志さんの明るく楽しい日本映画もあるのだ!」第二回の様子をお伝えします。

<第2回>たとえば『暗黒街の対決』と『野獣の青春』
量産プログラムピクチャーのなかを駆け抜ける岡本喜八と鈴木清順


本題に入る前にひとつ、
映画とは、写真が動いたもの
TVとは、ラジオに絵がついたもの
として始まった。

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by smallschool | 2007-03-12 11:01 | ★特別講座
第二回 山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!
前回、山田さんのわかりやすいお話しが大好評だった「山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!」の第二回の様子をお伝えします。今回は、毎回必ずといっていいほど、世界の名画ベスト10に選ばれる『戦艦ポチョムキン』についてお話いただきました。
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by smallschool | 2007-03-07 10:14 | ★特別講座
第一回 石上三登志の明るく楽しい日本映画もあるのだ!
2月24(土)に行われた「石上三登志さんの明るく楽しい日本映画もあるのだ!」第一回の様子をお伝えします。
CFディレクターで‘電通の賞男’と冠される一方、60年代から映画、まんが、ミステリ、SF、アニメーションとジャンルを超えた評論活動で知られる石上さん。『漂流教室』『竹取物語』の脚本も担当されています。その多彩な立場から、現在は手塚治虫文化賞、毎日映画コンクール…などで審査員も務められています。
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日本映画には重くて暗いというイメージがあるが、決してそんなことはない。日本映画には明るくて楽しいものがたくさんある!
なぜ暗いイメージが強いのか?日本という民族の背負っている歴史もせいかもしれないが、そのような重く暗い作品の方が評論しやすい、ということも原因のひとつである。明るい、楽しいものは語りづらい→評論家が避けたがる作品になってしまいやすい。

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by smallschool | 2007-02-26 16:32 | ★特別講座
第一回 山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!
特別三回講座のひとつ「山田和夫のモンタージュ技法は映画の源!」の第一回が2月19日(月)アート・アニメーションのちいさな学校地下劇場にて行われました。日本におけるエイゼンシュテイン研究の第一人者にして、『戦艦ポチョムキン』の日本初公開にも大きく貢献された山田さん。

今回は、全三回のうち一回目ということで、動く写真からモンタージュの開花へというテーマでお話しくださいました。
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〈第1回〉動く写真からモンタージュの開花へ

1. 映画は「動く写真」である。

A) 1つのカメラ位置からとらえた画面をショットまたはカットと呼ぶ。
B) カット=ショットには対象を切り取るサイズとアングル(角度)、構図。
C) 1つづきのカット→カメラ位置によって分けられた多様なカットへ
→それをどう組み合わせる(モンタージュする)か?

2. 舞台的な空間と時間の映画的解体・総合

A) 報道写真は記録→舞台の缶づめ=演劇の複製へ/1つのカメラ位置で舞台全景をとらえる固定のショットの連続
B) さまざまなカメラ位置による全景の分解→それをどう組み立てるか?
C)「平行するモンタージュ」の誕生
D) アメリカ映画の基本的モデル(チェイス・ドラマ〜追跡劇〜の場合)
平行するモンタージュ→最後の一瞬の救助→ハッピー・エンディング
追跡劇/ドタバタ喜劇/メロドラマ
E)「映画の文法」としてのモンタージュ→「映画の物語り方法」

3.「作者の主張・思想を表現するモンタージュ」

A) カットの組み合わせのマジック(レフ・クレショフの3つの顔)
B) 意味を表現するモンタージュ→人間と社会の矛盾と葛藤→カットの対立へ
C) アメリカ映画モンタージュからソビエト映画モンタージュへ
D.W.グリフィス『国民の創生』『イントレランス』
  →エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』
    プドフキン『母』
D) ドラマトゥルギー(劇作法)からシネマトゥルギー(映画劇作法)へ

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内容の濃さやおもしろさもさることながら、今回は山田さんのわかりやすい解説にすっかり聞き惚れてしまいました!第二回、第三回ともにいまから楽しみでたまりません。

第二回 3月5日(月) 19:00〜21時頃まで
第三回 3月19日(月) 19:00〜21時頃まで

同じくアート・アニメーションのちいさな学校地下劇場にて。第一回を逃してしまった方でも、十分に楽しんでいただけると思いますよ!
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by smallschool | 2007-02-22 11:08 | ★特別講座
ユーリー・ノルシュテインさんへの質問会
今回の記事は、学校スタッフの方が書きおこしてくださいました。ノルシュテインさんの言葉をできるだけそのまま再現したものとなっております。
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12月5日(火)アート・アニメーションのちいさな学校・地下劇場で行われた特別講座の様子をお伝えします。

テーマは ノルシュテインさんはどのようにアニメーションを教えたか

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『立派な椅子はダメなんです』と用意された椅子ではなく小さな椅子にちょこんと座るノルシュテインさん。会場の「アート・アニメーションのちいさな学校・地下劇場」はつい最近完成したばかり。質問会のスタートは、完成前の劇場の姿を知るノルシュテインさんの『ファンタジーのようだ』という驚きの声でした。
『ここには学校がない』。そのひとことを発端に来春開校することになった「アート・アニメーションのちいさな学校」。氏のそのひとことからはもう5〜6年の歳月が経っています。
学校発足のきっかけをつくった氏への最初の質問はその「学校」に関してです。

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by smallschool | 2006-12-05 10:29 | ★特別講座


2007年4月開校までの道のりをつづっていきます。

【アート・アニメーションのちいさな学校HP】

↓開校してからの学校日記です↓
【アート・アニメーションのちいさな学校だより】
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